『心の中へ…冒険の旅』は、平成6年11月27日。愛知県西尾市小島町という小さな町でおきた、1人の中学生(大河内清輝君)の自殺を知った作者が,清輝君のお父さんに会い、話をうかがいにいくところから始まります。
原文そのままの 清輝君の遺書、清輝君のお父さん、お母さんから預かった手紙やメッセージを、作者の感じたこと、伝えたいことをおりまぜて、わかりやすいことばで書かれています。
本の中から一部をご紹介しましょう。
●大河内清輝君の遺書
いつも4人の人(名前が出せなくてスミマせん)にお金をとられていました。そして、今日、もっていくお金がどうしてもみつからなかったし、これから生きていても……。だから……。
また、みんなといっしょに幸せに、くらしたいです。……
●清輝君のお母さんの手紙
子供達よ、“いじめ”という言葉を、もっと簡単にいうならば、人に対して言ってはいけない言葉を言い、してはいけない事をするという事なのです。
自分はいじめていないと思っていれば、それはやっている方は「いじめではない。」と言い、やられている方は「いや、いじめだ。」と言う。
そうではないのです。まずは、自分に置きかえて、やられたら嫌だなと思ったら、それはしてはいけない事=いじめなのです。
●清輝君のお父さんの手紙
清輝が何を思っていたか…
僕にも弱い所があった。だからそれをいうのは恥ずかしい。お父さんお母さんに言っても本当に助けて、守ってくれるだろうか。言ったらクラスの子や先生はどう思うだろうか…そんな事をいろいろと私は考えています。
●逃げておいで
もしこの本を読んで、考えて、そして誰かに話して、それでも耐えられない、学校へはいきたくない、生きていたくないと思った人がいたら、死ぬ前に一度おじさんの所へ逃げてこないか。逃げるというのはひきょうなことではありません。
生命を守るためには必要なことなんです。決して恥ずかしいことではありません。生命を捨てることの方が、ずっと恥ずかしい行為です。 もし、みんなから連絡が来たら、おじさんは「はやくおいで」「よく来たね」と言って、あなたの話を一晩かかって聞くでしょう。
もし、逃げてきたくなったら、いつもおじさんがいる下記へ連絡して下さい。
〒105-0014 東京都港区芝2-16-3 三浦 尚城
TEL: 03-5440-5514 |